闘え、守れ 命の限り、仮面ライダー1号 45年の伝説!
先日危険ドラッグ・薬物の乱用防止啓蒙キャンペーンに今年の仮面ライダーの春映画「仮面ライダー1号」がタイアップすることがニュースになりました。
http://www.tv-asahi.co.jp/reading/superhero-movie/
映画『仮面ライダー1号』の主演の仮面ライダー1号/本郷猛、そして、演じている藤岡弘、さんに共通している、世界の平和を願って命懸けで闘い続けているという点が危険ドラッグ・薬物乱用防止を訴えるキャンペーンの趣旨とぴったり合致するということから超強力タッグが実現したということです。
・ウルトラマンと並ぶ日本を代表するヒーロー「仮面ライダー」
誕生から45年。この世に生まれた最初のライダー、原点にして頂点の男・本郷猛こと仮面ライダー1号が主役として登場します!以前にも「平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊」で藤岡さんが1号役で客演しましたが、今回は現行のゴーストを差し置いて主役!なにより、1号が全く新しい姿で登場し、愛車・サイクロンもネオ・サイクロンとパワーアップしている。
ショッカー壊滅から半世紀近く世界各地で戦い続けた本郷が、恩師・立花藤兵衛の孫・立花麻由の危機に日本に帰国するところから物語が始まるように、今なお闘い続けてる戦士として1号が描かれる。(今回藤岡さんも脚本に5ヶ月以上携わり、氏の海外でのボランティア活動などの経験が反映されているという)このようにフィクションでも現実でも戦い続けた仮面ライダー1号。今回は我々の永遠の英雄・1号の様々な伝説をご紹介し、その魅力を今一度振り返ろう!
・伝説①変身ポーズはなかった!?変身ポーズ誕生の秘密!!
仮面ライダーといえば変身ポーズ!今回の「仮面ライダー1号」でも御年69歳(先日70歳を迎えました!)を迎えた藤岡さんによる迫力の変身が披露される。だが、この変身ポーズ当初は存在せず、なんとアクシデントによる苦肉の策の結果であるということをああなたはご存知だろうか?
初代「仮面ライダー」放送開始当初、仮面ライダーへの変身はベルトの風車に風を浴びることで変身を行っていたのだ。この設定は原作を担当した石ノ森章太郎先生の「大自然の戦士」というメッセージ性を持たせるため生まれた設定であり、変身の為に必要な風力を得るためにバイクに乗るという場面が生まれ、仮面ライダーはバイクが相棒のヒーローになったのです。故に初期のストーリーには、風力エネルギーを得られない密室に閉じこまれるといったピンチが描かれたり、爆撃や高所から突き落とされた際にベルトに風を浴びて変身!一気に逆転という展開が見られたりします。
ではなぜ変身ポーズが生まれたのかというと、撮影中に起きた藤岡さんのバイク事故。この事故によって藤岡さんは入院。撮影ができなくなってしまいます。そこで考えられたのが仮面ライダー2号の登場です(これについての詳細は後述します)ところが2号・一文字隼人役の佐々木剛さんがバイクの免許を持っておらず、バイクに乗って変身することができなかったので、ポーズによる変身が生まれたということです。
苦肉の策で生まれたこの変身ポーズが「仮面ライダー」を歴史に残る人気番組に押し上げるとは、誰も想像できなかったでしょう。
・伝説②さあお前の知ってる1号を数えろ!1号変遷の歴史
「仮面ライダー1号」で1号は新デザインで登場します。現在の藤岡さんの体系に合わせたということで非常にマッシブなデザインになっていて特徴的です。実は仮面ライダー1号のデザインが変わるのはこれが初めてではありません。むしろ何度もデザインの変更を繰り返してきたのです。ここでは1号ののデザイン変化の歴史を見てみましょう。
まず紹介するのは旧1号と呼ばれる1号です。
「仮面ライダー」第1話から13話まで登場した1号です。全体的にダークな色合いで今のヒーロー然とした1号と比べると暗い感じがしますね。これは「仮面ライダー」が当初怪奇アクションドラマとしてスタートしていたことも影響していると思います。登場期間が短いですが、最初に登場したライダーということで、ファン人気の高い1号です。
続いて紹介するのが「桜島1号」です。
藤岡さんが事故で入院。それに伴い14話以降海外のショッカーと戦っているという設定で番組からを消していた1号ですが、40話で久々に日本に帰ってきます。その際に微妙にデザイン変更がされ、登場時のロケ地をとって桜島1号と呼ばれてます。旧1号よりマスクが黒くなり、複眼は真っ赤、グローブ・ブーツのグリーンも濃くなってます。今回の映画に登場する1号も桜島1号がデザイン元になっているようです。ちなみにこのデザイン変更ですが、その理由が現場にあった修復ようのスプレーが黒しかなかったのでマスクが黒くなったという冗談のようなことだったそうです(笑)
そして「新1号」と呼ばれる1号が登場します。
現在1号といったらこのデザインが有名ですよね。藤岡さんの本格的なTV復帰に合わせて全体的にメタリック・明るくヒロイックなデザインになります。変身ポーズで変身するのも新1号からなんですよ!これ以降仮面ライダー1号といえばこのデザインが定着し、その後のシリーズへの客演やなんとウルトラマンとの共演もこのデザインの1号が登場しています。
ちなみに2005年に「仮面ライダーTHE FIRST」2007年に続編の「仮面ライダーTHE NEXT」という映画が作られてます。
この映画は原作漫画を現代風にリメイクした作品で本郷猛を黄川田将也さんが演じるなど、色々設定が変わっています。この作品に登場した1号や怪人は非常にスタイリッシュでカッコイイです!「THE FIRST」では旧1号、「THE NEXT」は桜島1号がデザイン元になってます。
・伝説③違いはどこだ!?見分けろ!仮面ライダー2号!!
仮面ライダー1号といえば、思い浮かべるのが仮面ライダー2号の存在!2号が誕生した経緯は上記しましたが、初めて1号2号を見た方はこう思うのではないでしょうか?「どっちが1号でどっちが2号なんだよ!?」この2人並び立っていることが多く、デザインも似ていることから映画などに客演した際、今場面に出ているのは1号なのか2号なのかわからなくなる時ってありませんか?
そんな2人を簡単に見分けるポイントがあるのでご紹介します。実は2号も旧2号、新2号とデザイン変更があったので、旧2号時代の区別の仕方も紹介します。最近客演で登場しているのが新2号です。
・グローブ、ブーツの色
新1号はシルバーに対し新2号は赤です。旧2号時代はどちらもグリーンでしたが、後述する体のラインの有無とマスクの顎(クラッシャー)が旧2号はシルバーでマスクの中央に白いラインが入っています。新1号新2号になった際、マスクの差異はなくなりました。(同じものを使っています)
・体のライン
新1号が2本、新2号が1本です1号なのに2本という紛らわしいデザインなんですが、これは体にラインが入ったのは2号の方が先だったからです。旧2号として登場した体のラインが1本のデザインのスーツは実は、もともと旧1号の新デザインとして用意されたものでした。旧1号のデザインが暗すぎてナイトシーンで真っ暗になってしまうことから改善されたデザインになっていたのですが、藤岡さんの事故により新たに登場する旧2号にそのまま移行したというわけです。
後に新1号が登場する際、2号の体のラインが1本だったので2本になったというわけです。基本的にこれからダブルライダーが活躍するときは新1号新2号なので、グローブ・ブーツの色で区別してみてください。
いかかでしょう?仮面ライダー1号というキャラクターだけでこれだけの伝説を持っていました。今度の映画は1号の新しい伝説になること間違いなしです!3月26日より公開されてますので、ぜひ劇場でその伝説を見届けてください!
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