ライダータイム!ジオウが刻む平成ライダー20年の歴史

ついに始まりました。

平成仮面ライダー20作品記念作品


「仮面ライダージオウ」


顔面に「カメンライダー」と書かれた強烈なビジュアルで登場したジオウですが、現在第2話まで終わった段階でも、かなり情報量の多い内容となっていることが分かりました。


今回は1、2話を振り返りながらこれからでもジオウを楽しめる見どころやポイントを紹介していきます。




最初にジオウの設定を聞いたときは、正直大きな衝撃度はなかったというのが私の第一印象です。


今分かっているジオウのポイントは


①過去と未来を行き来するタイムトラベルライダー

②歴代平成ライダーの力を受け継ぎ、アーマーとしてまとうフォームチェンジ

③50年後の未来は魔王が世界を支配しており、主人公の未来の姿であるとされる。

④歴代ライダーが当時と同じ役者さんで登場する。


このようにまとめられると思うのだが、この設定のうちほとんどが過去の平成ライダーで使われてきた設定だからである。


タイムトラベルは平成ライダー7作目の「仮面ライダー電王」でメインテーマとしてやっている。


また主人公がいずれ世界にとって巨悪の存在になるという設定は、平成ライダー10作目「仮面ライダーディケイド」にてディケイドが「世界の破壊者」として忌み嫌われていたことに似ている。


各平成ライダーの力を使ったフォームチェンジも、「仮面ライダー鎧武」「仮面ライダーゴースト」「仮面ライダーエグゼイド」などでネットムービーやデータカードダス「ガンバライジング」で取り扱われてきた。


歴代キャストの登場もTVシリーズでも「ディケイド」で一部実現されており、設定を聞いただけでは、ジオウ独自の魅力を見出せなかった。


ただいざ放送が始まってみるとさすが平成ライダーという感じで一気に引き込まれた!


現在1,2話を放送済みであるがこの2話を振り返りながら私が魅了された点について語っていきたい。



まず、引っ込まれたのは登場人物たちの設定である。


主人公である常盤ソウゴは進路希望で王様になりたいというほど本気で王様になろうとしている変わり者だ。


なぜ王様になりたいと思うようになったかはまだ描かれてないが「みんなが幸せでいてほしい。」という願いを口にし、それを実現するための方法として王様になるしかないと思っている。


他者の幸せを目標に行動するという意味ではヒーローとしての素質は持っているようで、実際自分を襲っていた相手さえピンチをなれば助けに行くことが自然とできる。


また叔父の常盤順一郎の言葉を受け売りつつも「自分で動かさない限り、人生の時間は止まったまま」と自身の人生観を語るなどしっかりとした信念を持っているようだ。


そんなソウゴを囲う人間模様は少々複雑である。


まず、ソウゴをジオウにすることを防ぐために未来からやってきて、ジオウになった後は本当に魔王になってしまうか見極めるために同居することになった。ツクヨミ明光院ゲイツだ。


ツクヨミは穏便な手段でジオウになるの阻止しようとしたが、ゲイツはもう一人のライダー:仮面ライダーゲイツとしてソウゴを倒すことで未来を変えようとしている。


2人とも実際のソウゴを見て一旦は様子見を決めたが、彼ら3人の関係がどうなっていくか気になる。


ツクヨミ、ゲイツとは別の視点で未来を変えようとしているのがタイムジャッカーと呼ばれる存在だ。


タイムジャッカーはオーマジオウとは別の自分たちにとって都合のいい王を擁立するために未来から歴史を書き変えにきた存在である。


その過程で過去のライダーの力を持った怪人・アナザーライダーを生み出す。


タイムジャッカーは複数名いるようなのだが、彼らの目指したい未来は何なのか?なぜライダーの力を必要とするのか?今後の気になるところである。


一方ソウゴが魔王になることを応援する者もいてその人物こそがウォズである。


ソウゴを主と仰ぎ、彼にジクウドライバーを与えてジオウにさせた張本人でもある。

「正しい歴史を守っているのは私だけ」と豪語する彼がなぜ魔王でるオーマジオウを支持するのか?彼は味方なのかについても気になります。



そして歴代キャストの登場であるがこれも単なる客演では終わらなかった。


2話はビルド編ということで「仮面ライダービルド」から桐生戦兎と万丈龍我が登場したが、本編通りの彼らは初登場時のみで、アナザーライダーが誕生したことで歴史が変わり、ライダーとしての力を失い戦兎は葛城巧として万丈と2人でツナ義ーズファンになってしまっていた。


アナザーライダーが誕生した過去では、過去に来たソウゴとゲイツと共闘するもビルドウォッチとしてビルドの力がジオウに渡ったことで再びライダーとしての記憶と能力を失っていた。


どうやら同じライダーの力は同じ時代には存在できないようで、アナザーライダーが誕生するとオリジナルのライダーは能力を失う。

またアナザーライダーを倒すには同じライダーの力を使うしかなく、オリジナルライダーからウォッチの形で力を託されたジオウでなければアナザーライダーは倒せない。


ややこしい関係性であるが、ジオウが強くなるためにオリジナルのライダーたちは力を失ってしまう運命のようだ。


タイムジャッカーもジオウもライダーの力を使っているところから、未来にはライダーの力が大きく関わってくるようである。


また歴史の変わってしまったオリジナルのライダーたちの歴史はどうなてしまうのか?

気になるところである。



また2話のクレジットとしてNEXTレジェンドが登場し3話から「仮面ライダーエグゼイド」の宝生永夢と鏡飛彩が登場する。


どこまでオリジナルのキャストが登場してくれるのか?大変ワクワクする。



以上ジオウ1,2話を見ての感想というか考察というか、現状の考えを纏めてみた。

さすが平成ライダーという感じで、一筋縄ではいかない20作品記念作品である「仮面ライダージオウ」

ジオウの歴史が何を刻むのか、一緒に見ていきましょう。