90秒予告徹底解剖、シン・ゴジラの謎のストーリーが解明される!?

12年ぶりの国産ゴジラにて私が人生初のエキストラ参加をした映画「シン・ゴジラ」遂に予告が公開されました!2015年12月の特報とティザービジュアルが公開されてから4ケ月。待ちに待った予告は予想と期待をはるかに上回る衝撃の映像だった!

今回はシン・ゴジラ大ヒット祈願企画第1弾として90秒の予告映像を徹底分析しました。この分析からシン・ゴジラの謎に包まれたストーリーが見えてくる!?

冒頭に現れたのは東宝スコープのロゴ。東宝スコープは1950年代後半から60年代に用いられたもので、東宝特撮映画ファンにはおなじみのロゴ。この東宝スコープを持ってくるあたり庵野総監督の特撮オタクのこだわりを感じる。


庵野監督のクレジットの直後に咆哮するゴジラが映される。ここでポイントなのが鳴き声。この場面で使われているゴジラの咆哮は初代以降の昭和シリーズに使われたものである。特報のラストで使われた咆哮は初代ゴジラのものだったので、この変更は面白い。映画本編ではどんな咆哮が聞けるのか非常に楽しみである。

続いて市街地の上を通り抜ける巨大な尾が現れる。今回のゴジラはこの尻尾が特徴的で、振り上げた際先端が頭頂部に迫ろうとしていところから、120mはあろうかと思われる。圧倒的迫力である。

そしてゴジラの全身が現れる。

個人的に気になったのは、この場面をはじめ予告でゴジラの登場している場面は陽の出ている場面が多いということである。特撮映画やCGを多用する場面は、ごまかしがきくようナイトシーンが多くなる。(その結果暗くて何しているか分からないという問題が生じることがある)そのため日中での場面にゴジラ登場シーンが多かったのは意外だった。


そして明るい日常風景の中に悠然と立つゴジラの姿は強烈な存在感を放っていた。ミニチュアの破壊シーンを挟み、危機管理室の場面から本作に出演するキャストが次々と登場する。今回予告の公開と同時に話題を呼んだのが、総勢328名の豪華キャストの面々でる。

最初に公開された長谷川博己・竹野内豊・石原さとみに続き高良健吾、大杉漣、柄本明、國村隼、ピエール瀧、前田敦子といった名実ともに日本を代表する俳優・女優が登場する。

特撮ファンとしては柄本明、國村隼などかつてのゴジラ映画出演経験者や「仮面ライダー龍騎」の編集長役の津田寛治、「仮面ライダーオーズ」真木博士、「ウルトラマンX」神木隊長役の神尾佑、「仮面ライダーフォーゼ」我望理事長・サジタリウス・ゾディアーツ役鶴見辰吾、「ガメラ3」倉田真也役手塚とおる。「ウルトラマンガイア」千葉参謀役平泉成といった他の特撮出演者も気になる!

パニックに陥る人々が描かれ、廃墟と化した街並みが移される。ちなみにこの中に私がエキストラ撮影で共演した方がいらっしゃいます。廃墟シーンは私がエキストラ参加した場面の1つでもあります(予告に私は映ってませんが)。この廃墟の状態や登場人物たちの動きは否応なしに3.11を感じさせる。

続いて陸・海・空の自衛隊の精鋭が大都心を蹂躙するゴジラとの決戦が描かれる。ヘリの構図や戦車の隊列は庵野監督の「新世紀エヴァンゲリオン」を彷彿とさせる。自衛隊全面協力によって現在自衛隊の最新兵器の活躍が見れるのも、ミリタリー好きとしてはたまらないシーンだろう。戦車の砲台からの主観でゴジラを攻撃するシーンはこれまで見ることはなかった斬新なアングルだ。だが自衛隊の攻撃にも一切動じることないゴジラ。夕暮れに染まる街に巨大なゴジラの影が迫っていく・・・。

ゴジラの姿がアップで映され、全身のいたるところがマグマのように赤く発光していることが分かる。全身の赤い発行は「ゴジラVSデストロイア」のバーニングゴジラを思い出す。発光のエフェクトは実写版進撃の巨人でエレン巨人などに使われたのと同じ手法が用いられたのではと推察できる。全身ケロイドのような傷だらけの体は、未だ明らかになっていないゴジラの出生に関わってくるのだろうか?

タイトルバックが現れ苦悩する長谷川博己の姿で予告は終わる。


個人的に、予告を見た範囲ではとてもハッピーエンドが訪れるとは思えない。歴代ゴジラ映画史上最悪の事態を招き、絶望と共に映画は幕を閉じるのではないか・・・・。得体のしれない不安、それでもこの最悪の怪獣の神話を見たい!というアンビバレンツな感情が自分の中で沸き立った。


以上が予告の分析となる。思いの外ゴジラのシーンが多くて興奮が止まらないが、気になることは山ほどある・・・。どのように登場するのか?熱戦はどんな感じか?ゴジラはなぜ生まれたのか?私の映っているシーンはあるのか・・・期待と妄想が止まらないシン・ゴジラ。


公開は7月29日!映画を目にするその日まで共に応援していきましょう!!


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